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秋の京都は・・・

2013年11月29日 10:41 AM

京都は秋の観光シーズンのピークです。
嵐山・東山界隈は多くの人出で賑わっています。
この時期、京都は渋滞と公共交通の混雑で大変です。

東福寺

京阪・JR東福寺駅。
駅前の本町通りは交通規制されていて、クルマの進入はできません。
因みに自転車は押して行くように指示されます。

五条坂

清水寺界隈、清水坂の入り口です。
こちらも自動車は規制されています。
それでも、京阪五条から五条坂間(バス停1区間)のバスの所要時間は、
40分!もかかってしまいます。

東山シャトル

市バスも増発で対応しています。「東山シャトル」は京都駅から10分間隔
で運行されていますが、なにしろ渋滞で・・・。
その他にもシャトルバスが運行されています。
京都駅から清水寺には、少々面倒ですが、JR奈良線で東福寺駅まで行き、
京阪電車に乗り換え、清水五条駅から歩く方が早く到着しそうです。

場所が変わりまして、左京区の紅葉の名所。

真如堂←真如堂

詩仙堂←詩仙堂

左京区は真如堂、詩仙堂、曼殊院、赤山禅院と山並みに紅葉の美しい
寺院が多く、観光客も多いのですが、
嵐山・東山に比べると、落ち着いています。
その理由が、公共交通の駅・バス停から離れており、
歩く距離が長いことです。
多くの寺院に自転車置き場があるので、自転車で紅葉狩りを楽しみたい方には、
おすすめの界隈になります。

真如堂2←真如堂自転車置き場

折角、京都観光に訪れても、移動による時間のロスは、
楽しみが減ってしまうだけでなく、ストレスが溜まってしまいます。
また、受け入れ側としても、観光客の回遊箇所の減少は、それだけ、
消費機会を失うことになってしまいます。
とは言え、初めて京都を訪問したみなさんに、京都の交通モードを
把握して来訪して貰うことは困難なことです。
各公共交通機関も、毎年増発や新路線等で対応はしますが、
147万人の人口の都市に、5000万人の観光客を受け入れるだけの
システムが確立していないのが現状です。

渋滞を回避するために、自転車による観光もクレバーな手段だと思いますが、
5000万人の10%である、500万人を捌くほど、レンタサイクルが
あるわけではありません。

クルマによる観光を極力避けることは言うまでもありませんが、
根本的な交通システムを考えないといけないような気がします。


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