公共交通 最新記事
祇園祭の宵宵山・宵山は、リユース食器でごみゼロを実現しよう

大丹鉄まつり

2015年6月1日 4:41 PM

北近畿タンゴ鉄道が、2015年4月1日より、
運行会社がWILLER TRAINS株式会社に変更、
“京都丹後鉄道(丹鉄)”として生まれ変わりました。
そして、天橋立で開催されたのが「大丹鉄まつり」
キャラクターショーや飲食ブースの出店、丹鉄沿線を走る路線バス各社
の出展など、大変多くの人で賑わいました。


丹鉄まつり1

丹鉄まつり2

 

大赤字の第三セクター鉄道、人口減少、地域経済の衰退、
見通しの立たないところで、丹鉄の担う役割は何なのでしょうか?
単に「過度のクルマ依存からの脱却」というお題目だけでは、
無い様な気がします。

大手の高速バス会社である、WILLER ALLIANCE 株式会社の
丹後への進出は、手詰まり感のある地元地域に「希望」に
映るかも知れません。
「全国から観光客を連れてくるのではないか?」
「観光客が増えれば、観光関連事業で雇用の新規確保や商品開発
が可能になるのではないか」
希望は膨らみます。

ただ、これは外からやって来た仕組みに乗るだけで、
自らが発信し、開拓していくという感じではありません。
本当の地域の素晴らしさや価値は、そこに住んでいる人達が
本来は一番知っているわけで、
「よし、このチャンスにどんどん利用してやろう」というぐらいの
気概がないと、飲み込まれてしまうかもしれません。

地域の「鉄道」や「バス」は、運行会社のものではなく「地域」のものです。
「公共交通」は「公共財」であるはずです。

「丹鉄」は始まったばかりです。
過度な期待をかけるわけにはいきませんが、
地域に愛される、「公共交通」になることを願っています。

会場に出展していた、沿線各社の路線バス。
これもまた、愛される努力を惜しまないでいただければと思います。
北中丹地域の明るい未来の要素の一つであることは
間違いないと思います。

丹鉄まつり3

022

丹鉄まつり5

 


↑ページの一番上へ