あかまつあおまつ
京都府北部、丹後半島に「北近畿タンゴ鉄道」は走っています。
第3セクターの鉄道で、舞鶴、天橋立、久美浜などの観光地が沿線にあります。
地方ローカル線として大きな赤字を抱えており、常に存廃の話題がつきません。
沿線人口の減少やクルマの利便性が良い、周辺環境の変化によって、ローカル線
を巡る環境は、どこも苦しい現状があります。
しかし、学生の通学やクルマを運転できない高齢者、クルマを利用しない観光客
にとっては、不可欠な移動手段です。
そんな中、昨年の春、走り出した車両が「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」です。
車両のデザインは九州新幹線やななつ星のデザインで知られる、水戸岡鋭次氏。
←いよいよ乗車、ワクワク。
京都府の丹後は、海の幸が豊かで、温泉もあり、何より、日本三景の一つ
である、「天橋立」があります。
京阪神から、鉄道・バス利用で2時間ほどに位置しており、週末のお出かけには
とても良い地域なのですが、観光客数は低迷しています。
そのなかで、交通がソフト面ハード面でも課題でした。
まずは乗って楽しい「鉄道」が軸になり、丹後を周遊する手段として、
注目されることが必要でした。
あかまつ号の乗車には300円の整理券が別途必要です。
私が乗ったとき、あかまつへの乗車は私一人・・・。
連結されている普通車両は満席!
ホームから普通車両に乗り込むお客さんからは、あかまつを見て、
歓声が上がるのですが・・・。
西舞鶴駅を出発すると、ご婦人の団体が普通車から移って来ました。
認知度が低いのでしょうねぇ。
←本棚があったり
エクステリアも木製で、カフェにいながら旅行を楽しんでいる感じです。
←車窓からは日本海
←おもわずグッズにも手が出ます
オフシーズンの平日と言うこともあり、乗客は少なかったのですが、
実は、日本海は今が旬。カニ・ブリ・カキなど海の幸が一番美味しい季節です。
公共交通でお出かけすれば、絶品の海の幸を肴に、一杯も可能です。
京阪神から日帰りも可能!
「丹後あかまつ号」に乗って、家族団らんもきっと良い思い出になると思います。
執筆者:スロー「モビリティ」ライフプロジェクト 大國正明
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