地方とむすぶ
都市間交通の大切さ
~若狭舞鶴エクスプレス京都号~
仕事で舞鶴に行くようになってから、頻繁に利用するようになったのが、
京都交通の高速バス、舞鶴~京都線。
ただ、始発が遅かったため、午前中に舞鶴に到着することができませんでした。
12月20日から、それが解消。
西日本JRバスとの共同運行という形で増便、新ダイヤに。
西舞鶴まで1時間47分。2000円也。
JRの特急だと、1時間29分。指定席で3070円也。
20分弱の差で1000円違うのは大きいです。
このバスが、今回の新ダイヤで、一部が小浜まで。
京都から小浜は、クルマで行くのは問題ないのですが、
公共交通で行くのがネックでした。
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舞鶴からの帰りも、今までは16時前の発が最終で、
美味しい魚を肴に一杯という時間もなかったのですが、
今回のダイヤで、西舞鶴発の最終が19時33分に。
駅周辺で18時に飲み始めても、一杯は飲んで帰れます。
さて、このバス。
いままではあまり乗車率がよいとは言えず、特に京都の人はあまり知らないかも
というバスでした。なので、いつでも座れました。
この路線、観光と言うよりは、京都と舞鶴をむすぶ「絆」路線の側面が
大きいようです。舞鶴ご出身で現在京都に在住される方々が、ふるさとの
ご両親の介護やお見舞いで頻繁に利用することも多いとか。
週に1~2度の介護帰省には重宝されているようです。
大都市間の公共交通は鉄道によりとても便利に整備されています。
でも、地方都市と大都市間の公共交通の整備は十分とは言えません。
京都府は南部に人口、経済、観光が集中しています。
京都府北部の中核都市としての舞鶴への基幹交通手段として、
このバスが定着すれば、もっと人的交流や観光も賑わうはずです。
同一県内の都市間交通は、大都市圏以外では、ややもすれば、クルマを
選択することが多くなりがちです。
これからの高齢化や、持続可能な社会のためには、公共交通の整備が欠かせません。
京都府内の南北を結ぶバス路線が、密かに地方の活性化に役立っています。
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