阪急西山天王山駅
阪急電鉄京都線に西山天王山駅が開業しました。
鉄道・路線バス・高速バス、パーク&ライド駐車場、大型駐輪場と、
およそ現在考えられている交通施策を採り入れた新駅です。
駅の上部を京都縦貫自動車道が走ります。
○駅のエレベータで高速バスに乗り換え
今回の開業に合わせて「高速長岡京」バス停がオープン
丹海バス間人(京都府京丹後)行きの高速バスが上り下り1便停車します。
また、阪急バスの信州、東京方面の高速バスも停車。
京都駅まで行かなくても、京都府南部からスムーズに京都府北部への移動が
可能となりました。
○京阪と阪急を結ぶ新規路線バス
京阪淀~西山天王山~JR長岡京を結ぶ路線バスが新規に運行を開始しました。
公共交通のアクセス向上はとても良いことだと思うのですが、
この地域で、両鉄道をバスで連絡させる目的が少し分かりにくい感じがします。
大阪(梅田・淀屋橋)を目的地とするトリップを目的にすると言うより、
双方の沿線各都市を目的地にした場合、西山天王山周辺地域の住民にとっては
目的に応じた選択が容易にできるという点で良いのかも知れません。
○パーク&ライド駐車場
「パーク&ライド」に特化した駐車場ではありませんが、
駐車場から駅への導線も良く、使い勝手がよさそうです。
○大型駐輪場
駐輪場は3箇所、合計1000台収容可能です。
駅の東西を結ぶ自由通路は「歩行者自転車専用」になっています。
注文を付けるとすれば(というより、ここまで駅を交通結節点として
作り込んだならば・・・)自転車専用レーンで駐輪場に誘導するシステム
にして欲しかったです。
バスの乗降客、徒歩利用と自転車が交錯することなく、スムーズに安全に
駐輪することが可能になったでしょう。
とても機能性に優れた「これからの駅」のあり方の見本のような駅です。
バリアフリーも徹底しています。
観光案内所も立派で、今後の活用に期待大です。
折角、立派な駐輪場もあるので、天王山、山崎周辺を巡るサイクリング
の拠点にできるような気がします。
西国街道サイクリングの京都~大阪間の中間点として、いい感じです。
いずれにせよ、利便性の高さをどの様に地域住民の皆さんに理解して貰い、
更に付加価値を上げていく方策が求められそうです。
モビリティーマネジメントの効果が得られやすい「駅」になっているように
思います。
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