京都の自転車通行環境
自転車で通勤通学、買い物。
スロー「モビリティ」ライフプロジェクトのミッションの基本です。
歩いて5分の場所に、クルマを使うのではなく、徒歩・自転車で出かける。
そして、少しずつ距離を伸ばして、自転車の有効性を感じるようになれば
行動半径が拡がり、新しい発見や、半径5キロ圏内で充足されるライフスタイル
ができるはずです(都市部では)
さて、スロー「モビリティ」ライフプロジェクトのホームグランド京都市。
「歩くまち京都」を施策の柱に様々な取組が行われています。
が、自転車のことになると・・・
御池通りは京都市役所前を通る広い道です。以前から「自歩道」になって
いましたが、歩行者と自転車の分離が分かりづらく、自転車と歩行者が無秩序
に混在する「空間」になっていました。
←どこが「自」で「歩」??
今年度の改良(?)工事で「自」と「歩」を明確に認識できるように、
白線できっちり明示するそうです。
「自転車」を良くご存じの方はお判りだと思いますが、
「自転車通行空間の整備」が自歩道の改良とは・・・。
もちろん、現状よりは道路としての体裁は良くなると思いますが・・・。
←五条通りではこんな感じに
おっと思われるかも知れませんが、これも「自歩道」を「改良」したものです。
いかにも「自転車レーン」を後付けしたように見えますが・・・
道幅がそもそも狭い京都で、新しく「自転車レーン」を整備することは、確かに
困難なことだと思います。
道路空間をクルマの通行空間を阻害せずに、結局、歩行者や自転車が狭い
空間を形を変えてシェアしなければならない「改良」は本当に「整備」に
なるのでしょうか?
今後の京都の自転車通行環境に一抹の不安を感じます。
↑ページの一番上へ