自歩道・・・
以前レポートいたしました、御池通りの「自転車環境整備」が完了した様なので、
レポートします。
京都市の広報によれば
「自転車は,これまでから,原則,車道の左側を自動車と同じ方向に通行するこ
ととなっており(道路交通法第十七条),自転車が路側帯を走る際は,
左側に限定する改正道路交通法が平成25年12月1日に施行された。
ただし,御池通(御池大橋~堀川通)については,歩道があるため路側帯は設置
されていないが,歩道部分は自転車歩行者道の位置付けがされており,
自転車は歩道も通行することができる。歩道を通行する場合は,歩道内の車道側
の自転車通行指定部分(現在は,白色ブロックの点線配置から車道側。
工事完了後は,白色ラインから車道側)を通行(徐行)する。
また,地下鉄の出入り口等において,歩行者がある場合は,
一時停止など安全に配慮して通行する。(道路交通法第六十三条の四)」
←???
コメントすることが思いつきません。
上記の説明でいくと、「歩道」のある「道路」、「路側帯の無い」道路は、
全て「自歩道」になりはしやせんか?
「街路樹の木陰が、夏場は日差しが避けられ、助かっていたのに、どうして、
直射日光が当たるところを歩かないといけないの?熱中症も騒がれているのに」
「ベビーカーを押して、木陰を通りたい。自転車が木陰で人が日向なんて」
「依然、歩行者と自転車の混在状況に変わりはない。白線で仕切ることにより、
自転車がスピードを出して通り過ぎる。ちょっと怖い」
などのお話しを聞きます。
「混在」については、上の写真でも分かるように「歩行者レーン(?)」上を
自転車が走っています。
これを「個人のモラルの問題」と一蹴しても良いのでしょうか?
実際、見ていると、大方の方は「人」と「自転車」の通行区分を守っておられます。
しかし、本来「歩道」は「歩く道」です。
歩行者が、通行する受益がもっとも高くて良いはずで、歩行環境が悪くなれば、
そのうち、歩かなくなります。
「歩くまち・京都」であるならば、「歩ける」ことをもっと真摯に考えることが
必要ではないでしょうか?
まぁ、結局は、「自動車優先」の考え方の割りを、歩行者や自転車が
食らっているわけですね。
執筆者:Slow "Mobility" Life Project 代表 大國正明
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