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ロンドンのサイクル・スーパー・ハイウェイを走ってみた

2013年4月14日 9:19 PM

 サイクル・スーパー・ハイウェイで既に開通しているものの中で最長の7号線(CS7)を全線走ってみた。

 CS7は、ロンドンの南西部メルトンをスタートし、終点はテムズ川にかかるサウスワーク・ブリッジを渡って中心部の金融街「シティ」までの全長13.7km。地図はこちらのサイトからダウンロードできる。
http://www.tfl.gov.uk/roadusers/cycling/11901.aspx

 今回はシティからメルトンに向けて走った。
 まずは、サウスワーク・ブリッジを渡る。
写真1

 スーパー・ハイウェイと言っても自転車専用の道があるわけではない。ほとんどは、幹線道路の端が水色に塗ってあるだけである。それだけでも車に自転車が走る場所であることをアピールし、車の側が自転車に配慮するようになることで、かなり安全性は増す。次の写真では、バスレーンと共用している。
写真2

 ロンドンに限らず、バスレーンと自転車レーンの共用はヨーロッパの街でよく見られる。「バスはせいぜい数分に1本しか来ないし、ドライバーはプロフェッショナルだから十分自転車と共存できる」そうである。バスレーンにも一般の乗用車が入り込み、実質機能していない日本とえらい違いだ。

 交差点では、バイクボックスと言って、信号待ちのときは自転車が車の前で待つようになっている。これで自転車を優先させ、かつ左折時の巻き込みを防いでいる。
写真3

 バス停があると水色の塗装は一旦途切れ、代わりに右の車のレーンに「CS7」のマークが描かれている。バスが停まっているときは、この間は自転車と車が同じレーンを共用する。車の方に自転車に配慮して危険がないように走る義務がある。
写真4

 次の写真は2号線(CS2)だが、水色に塗られたレーンは車のレーンと完全に共用だ。ここでも車の側が自転車に配慮して走る。
写真5

 地下鉄エレファント・キャッスル駅付近では、CS7は幹線道路を離れ住宅街を走る。同駅付近にある交通量の多い巨大なラウンドアバウトを避けるためだ。

 ○に「20」と描かれた標識は、車の最高速度が20マイル(約32km/h)ということである。住宅街などで歩行者の安全を確保するため車の最高速度を30km/hに制限する「テンポ30」や「ゾーン30」と呼ばれる政策はヨーロッパでは一般的である。
写真6

 一部歩道を削って作られたレーンを走行
写真7

 交差点も水色に塗られている。
写真8

 途中には写真のようなサインが建っており、現在位置と、目的地までの距離・所要時間を知ることができる。
写真9

 地下鉄コリアズ・ウッド駅前の終着点。
写真10

 終点にあるサイン。他の場所のものと同じく周辺の地図と、反対側には行き先と距離・所要時間が描かれている。

写真11


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