全長900km、ロンドンのサイクル・ネットワーク
ロンドンではサイクル・スーパー・ハイウェイより以前の2003年くらいから、ロンドン・サイクル・ネットワークという名前で900kmの自転車走行空間の整備がされてきた。
そのサイクル・ネットワークの様子を見ていこう。
ほとんどは下の写真のように道の端に線を引いただけの簡単なものだ。車と共用の所も多くあまり走りやすいとは言えないが、これがあることで車が自転車に配慮するようになるという効果はある。
ビッグベンの前、ウエストミンスター橋の自転車レーン。バスレーンと共用で、バス停の所は右側から追い抜くようになっている。
自転車レーンのない所でも多くの交差点にバイクボックスが設けられている。
ロンドン名物二階建てバスの前で信号待ちをするサイクリスト達。
右折する自転車は中央の車線に、左折する自転車は歩道へ(あまりいいとは思わないが)。
サイクルネットワーク23号線がここで右折することを示すマーク。ここは車のレーンと共用している。
住宅街では車のスピードを落とすためハンプ(路面にある出っ張り)が設けられている。自転車は間を抜けられる。
右折する自転車は左のくぼみに一旦待避して直進車が通り過ぎるのを待つ。車線の中央にも右折自転車の待避場所が。
かつては歩道側の自転車レーンも多く作られていたようだ。写真は、この区間の数十メートルだけある自転車レーン。柵があり車道側からは入れない。皆無視して車道を走っている。マークも消えかかっているし、過去の遺物か?
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