「バークレイズ・サイクル・ハイヤー」を借りてみた
ロンドンのコミュニティサイクル、「バークレイズ・サイクル・ハイヤー」のポートのサイン柱に操作パネルが内蔵されている。
操作パネルの表示は英語を含め18言語から選択が可能。日本語もOK。
「利用条件」が表示される。全部で34ページあるが「利用条件に合意します」を押せば全部表示させなくても次へ行ける。
登録だけして、自転車は後で借りることも可能。すぐに借りる場合は「はい 今すぐに自転車をレンタル」を選ぶ。
登録期間の残り時間が表示され、1〜3の数字からなる5桁のコード番号がプリントされた紙が出てくる。
出てきたコードを、自転車のハンドル左下にあるキーに入力する。キーの上のランプが赤になっているものは故障中なので借りられない。緑になっているものは貸し出しOK。キーを入力すると、一旦黄色のランプが点滅し、再び緑になってロックが外れる。
自転車を後ろに引っぱるとポートから外れる。やや力が必要だ。
返すときは逆に力を入れてポートに押し込むと、黄色のランプが点滅し、再び緑になってロックがかかる。
自転車は重さ23km。共有自転車は荒っぽく扱われることが多いので、とにかく壊れないよう丈夫に作られている。壊れやすい部品にはすべてカバーが掛かっている。
ポート以外の所で停めないように、鍵は付いていない。
写真はハンドル中央部を拡大したもの。「左折車に注意」の表示。荷物はハンドルの前に付いたキャリアにゴムのベルトで止める。
乗ってみると、やはり重たくあまりスピードは出ないが、パーツの質がいいためだろう非常にスムーズに走る。スピードが出ないのはわざとそのように作られているらしい。
と言っても、自転車は時速30kmくらいのすごいスピードで走るのが当たり前のロンドン。サイクルハイヤーを借りた人も必死でこいで時速25kmくらいで走っている。もっとゆっくり走れるような環境や雰囲気作りが今後の課題だろう。
また、ロンドンに限らずコミュニティサイクルを借りる人には、日頃自転車に乗っていないためルールを守らない人も多いようだ。
写真のような歩道走行(もちろん違反)も見受けられた。
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