ドイツで一番自転車が使える街 ミュンスター
「ドイツで自転車が一番使える街」と言われているミュンスターは、日本でも何度も紹介されているし、私自身も別の所でも書いたことがあるが、もう一度写真を中心に紹介していこう。
緑の線で囲まれた範囲が元々城壁と堀で囲まれていた旧市街。直径は約1km程度。左の星形の所は城で、現在は大学になっている。
グレーの道は歩行者自転車専用道路。繁華街はほとんどそれに指定されている。
オレンジの道は自転車優先道路。自転車が走っていた場合は車はそれを追い越したり、走行を妨げたりしてはいけない。
オレンジの道の横には、水色の矢印があちこちに書かれている。一方通行の印で、よく見ると交差点ごとに方向が逆になっている所が多いのがわかるだろう。このようにすることで、車の通り抜けがしにくいようにしてあり、実際にはほとんどクルマは走っていない。地図をクリックして拡大していただけると見やすいだろう。
また、あちらこちらに水色の自転車マークがあるのもわかるだろう。これは、駐輪ラックの場所だ。
緑の線の所は、現在は城壁はほとんど撤去されて自転車道になっている。
次の写真のように緑に囲まれた気持ちのいい道だ。自転車道の横には歩道もちゃんとある。
中心部は次の写真のように古い街並みが残る美しい街。
このような街並みがそのまま残る所は車の進入は禁止されていて、走っているのは自転車とバスばかりだ。
ミュンスターのシンボル、駅前の自転車ステーションに行ってみよう。
ガラス張りの建物の地下が駐輪場になっている。収容台数は3300台。
2段式のラックに収めるようになっている。
自転車の修理もしてくれる。左側のおじさんが自転車の「マイスター」だそうだ。
自転車用品も売っている。
自転車自体も売っている。
これは駐輪場利用者のためのロッカー。
自転車の自動洗車機もある。
レンタサイクルもある。
レンタサイクルには子供用マウンテンバイクも。
子供乗せ自転車もある。
さらには、カーゴバイク(荷物運搬用自転車)、チャイルドトレーラー(子ども乗せリヤカー)も。
ちょっと型は古いがタンデム(二人乗り)自転車も。
後ろにはリカンベントも見える。
至れり尽くせりである。
執筆者
合同会社自転車ライフプロジェクト 代表 藤本芳一
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