自転車がつくる未来の暮らし 
祇園祭の宵宵山・宵山は、リユース食器でごみゼロを実現しよう

観光に活躍するヨーロッパの自転車タクシー

2013年8月25日 10:29 AM

 日本でも各地でベロタクシーが導入されているが、最近は苦戦している所が多いらしい。残念ながら一時期のブームで終わってしまった街も多いようだ。

 ベロタクシーの元祖、ヨーロッパを見てみると、観光都市ではよく見かけ、自転車タクシーに乗って観光を楽しんでいる人も多い。日本と違って観光手段として定着しているように見える。

 今回は、ヨーロッパで私が見かけたベロタクシーを始めとする自転車タクシーについて見ていこう。

 まずは、フランスのパリ。かの有名なシャンゼリゼ通りを歩いてみると、次の写真のように自転車タクシーがたくさん停まって客待ちをしている。右側に停まっているのは日本でもおなじみになったベロタクシー、正確に言うと「シティ・クルーザー」と呼ばれる車種だ。
cycletaxi1

 次は、フランス製のシクロポリタン。自転車を表す「シクロ」と「メトロポリタン」を合わせた造語だそうだ。これもシャンゼリゼにて。ベロタクシーより小型で電動アシストも強力らしい。最近は京都でも走り始めている。
cycletaxi2

 リカンベントのようなタイプもあった。
cycletaxi3

 他にもいろいろなタイプがある。私がこれまで見た中で一番多くの自転車タクシーを見かけたのはこのシャンゼリゼ通りだ。
cycletaxi4

cycletaxi5

 次はオランダ、アムステルダム。
cycletaxi6

cycletaxi7

 オランダ、デルフトにて。
cycletaxi8

 ドイツ、ハンブルクの市庁舎前にて。
cycletaxi9

 ドイツ、ミュンヘン。この街もいろいろなタイプの自転車タクシーが走っている。
cycletaxi10

 デンマーク、コペンハーゲン。
cycletaxi11

 ベトナムのシクロのような、お客さんが前に乗るタイプもある。お客さんにとっては前がよく見えるし、ドライバーがガイドしてくれる声もよく聞こえるので、観光に向いているそうだ。
cycletaxi12

執筆者

合同会社自転車ライフプロジェクト 代表 藤本芳一


↑ページの一番上へ