観光に活躍するヨーロッパの自転車タクシー
日本でも各地でベロタクシーが導入されているが、最近は苦戦している所が多いらしい。残念ながら一時期のブームで終わってしまった街も多いようだ。
ベロタクシーの元祖、ヨーロッパを見てみると、観光都市ではよく見かけ、自転車タクシーに乗って観光を楽しんでいる人も多い。日本と違って観光手段として定着しているように見える。
今回は、ヨーロッパで私が見かけたベロタクシーを始めとする自転車タクシーについて見ていこう。
まずは、フランスのパリ。かの有名なシャンゼリゼ通りを歩いてみると、次の写真のように自転車タクシーがたくさん停まって客待ちをしている。右側に停まっているのは日本でもおなじみになったベロタクシー、正確に言うと「シティ・クルーザー」と呼ばれる車種だ。
次は、フランス製のシクロポリタン。自転車を表す「シクロ」と「メトロポリタン」を合わせた造語だそうだ。これもシャンゼリゼにて。ベロタクシーより小型で電動アシストも強力らしい。最近は京都でも走り始めている。
リカンベントのようなタイプもあった。
他にもいろいろなタイプがある。私がこれまで見た中で一番多くの自転車タクシーを見かけたのはこのシャンゼリゼ通りだ。
オランダ、デルフトにて。
ドイツ、ハンブルクの市庁舎前にて。
ドイツ、ミュンヘン。この街もいろいろなタイプの自転車タクシーが走っている。
デンマーク、コペンハーゲン。
ベトナムのシクロのような、お客さんが前に乗るタイプもある。お客さんにとっては前がよく見えるし、ドライバーがガイドしてくれる声もよく聞こえるので、観光に向いているそうだ。
執筆者
合同会社自転車ライフプロジェクト 代表 藤本芳一
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