自転車がそのまま載せられる！ ヨーロッパの列車
2013年10月27日 7:01 PM
ヨーロッパの特に北部の国々では、列車に自転車用車両が連結されていて自転車がそのまま載せられる。日本のようにバラして輪行バッグにいれたりする必要がないので、非常に便利だ。
例えばドイツ国鉄では日本の新幹線にあたるインター・シティ・エキスプレス（ICE）以外、ほとんど全ての列車に自転車用車両が連結されている。ドイツ国鉄のウェブサイトで列車の予約をする際にも自転車を乗せるかどうかが選択できるようになっているのがサイクリングが人気のドイツらしい。
それ以外にもオランダ、ベルギー、デンマークではほとんど全ての列車に載せられ、イギリス、フランス、スイス、オーストリア、イタリアなどでも自転車が載せられる列車が多く走っている。
まずは、ドイツの快速列車で最近最も一般的なタイプ。2階建て車両の一階のいすが折りたたみ式になっていて、自転車だけでなくベビーカーやそれ以外の大きな荷物も載せられる。週末になると下の写真のようにサイクリングに行く人たちの自転車でいっぱいになることも。
次はドイツの急行列車。ちょっと古いタイプの車両。自転車の前輪を引っかけるようになっている。
デンマークの急行列車。これも大きな荷物が置けるように椅子が折りたたみ式になっている。
コペンハーゲン中央駅にて。近郊用列車には巨大な自転車マークが。
オランダの急行列車。デザインが日本の特急列車とよく似ている。これにも自転車マークが。
置き場はちょっと狭い。
オランダのローカル線の普通列車。
フランスの新幹線TGV。ただし、TGVで自転車が載せられるのは一部の列車のみ。
スペース節約のため、前輪を引っかけて吊すようになっている。
イタリアの列車に載せたときもこのタイプだった。
執筆者
合同会社自転車ライフプロジェクト 代表 藤本芳一
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