ヨーロッパで出会った変わり種自転車
ヨーロッパの自転車先進国では、日本では見かけないような変わった自転車によく出会う。そんなところからも自転車文化の深さを感じることができる。私がこれまで出会った変わり種自転車をご紹介したい。
まずはタンデム自転車。ただし日本では珍しいが、ヨーロッパでは変わり種とは言えない。自転車屋でも普通に売っているし、レンタサイクルで貸し出していることもよくある。日本では、ほどんどの都道府県で走るのが禁止されているが、私は日本以外で禁止されているという国を聞いたことがない。おそらく日本は世界唯一タンデム自転車の走行を禁止している国なのだ。
ちなみに写真の自転車のブランドは「コガミヤタ」。オランダのコガ社と日本のミヤタの合弁会社で、ヨーロッパでは高級ロードバイクのブランドとしてよく知られている。
次は車いすと一体になったもの。車いすを外し、オプションの前輪を取り付けると別々に走行できるものもある。ドイツ、ブレーメンにて。
こんなおじさんにも出会った。ドイツ、カールスルーエにて。「乗れるようになるのに2カ月かかるんだぞ」とのことだった。
このおじさんは、改造自転車で子どもと一緒にドイツのデュッセルドルフ−ハンブルク間約400kmを走っている最中とのことだった。ブレーメンにて。
オランダ、フローニンゲンにて。お二人はオランダ語しか話せなかったので詳細は不明なのだが、DuoFiets(Fietsはオランダ語で「自転車」)と呼ばれるこの自転車を販売している人だったようで、パンフレットをくれた。オプションで子供用椅子や電動アシストユニットを取り付けられるようだ。
ドイツ、ブレーメンでフルカウルの自転車に遭遇。まさか公道で見かけるとは思わなかった。
ベルギー、ブリュッセル中心の広場、グランプラスにて。大道芸みたいなものだがこれも中身は自転車。
執筆者
合同会社自転車ライフプロジェクト 代表 藤本芳一
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