イベント報告 
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シンポジウム 環境と人に優しい交通まちづくりのために

2013年7月9日 7:50 PM

シンポジウム 環境と人に優しい交通まちづくりのために 開催報告

【日時】2013年7月6日(土) 午後2時~午後5時
【場所】立命館大学朱雀キャンパス大ホール

暑い日にも係わらず、大勢の方にご参加いただきました。
京都市内をはじめ、遠くは熊本、岡山、福井、名古屋からもご参加いただきました。

【基調講演1】
「モビリティーウィークの狙いと新しい実現に向けて」
 講師:ヨーロッパモビリティーウィーク運営委員会日本担当ナショナルコーディネーター
    一般社団法人カーフリーデージャパン代表 望月真一氏
シンポジウム1

欧州の交通先進都市・環境先進都市の事例と、海外で行われている、
モビリティーウィークの様子をお話しいただきました。

【基調講演2】
 「歩くまち京都に向けたコンパクトシティの実践」
   講師:京都大学大学院工学研究科低炭素都市圏政策ユニット特定助教 松原光也氏
シンポジウム2

「コンパクトシティ」の基本的な概念や、日本における様々な「交通まちづくり」
の事例を、ユーモアをまじえながらご紹介いただきました。
また、京都でのコンパクトシティの実践として、様々な社会実験の様子や、LRTによる
環境と人に優しいまちづくりの可能性をご講演いただきました。

【パネルディスカッション】
「京都が発信する新しい都市モビリティ~市民・行政・事業者それぞれの役割とは?~」
パネリスト: 望月真一氏、松原光也氏、NPO法人気候ネットワーク事務局長 田浦健朗氏
コーディネーター:大阪大学大学院法学研究科特任研究員 南 聡一郎氏
シンポジウム3

パネルディスカッションは、まず初めに、NPO法人気候ネットワーク田浦事務局長様より
地球温暖化と運輸部門の関係、地球温暖化防止のための「交通」のあり方について、
レクチャーいただきました。
その後、大阪大学の南先生の進行で、環境と人に優しい交通まちづくりのために、
市民・行政・事業者の役割と、多様な主体による連携の重要性について活発な意見が
交わされました。

ご参加の皆様からいただいたアンケートでは、とてもご熱心で、意味深く重要なご意見を
いただきました。

主催者として感じたことは、女性の参加者が少なかったことです。
「交通」というと、学会にせよ業界にせよ男性が中心になってしまいます。
徒歩・自転車・公共交通そして自動車も、その利用者、受益者は男性だけではなく、
女性も大勢いるわけです。
「交通まちづくり」には、女性の視点や感覚、アイデアがもっと必要です。
ややもすれば、マニアックでテクニカルな話題中心になってしまいますが、
そうではなく、ライフスタイルの一部として「交通」を捉えるとき、老若男女の隔てなく
それぞれの立場で自由な発想とアイデアが必要であると思いました。


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